2017年12月2日【ステイヤーズステークスG2】のデータ分析・予想です!
中山競馬場 3600m(芝)別定 3歳以上オープン
JRAの平地競走で最も距離が長いのがステイヤーズS。馬場を丸2周するのも、JRAの平地競走ではこのレースだけとなっています。コーナーを8回通過する特殊な一戦は、各騎手の駆け引きも見どころの一つとなります。その一戦の傾向を、過去10年の結果を元に見ていくことにしましょう。
【データ①】
■出走馬と騎手の所属に注目!!
《出走馬の所属別成績(過去10年)》
《出走馬の所属別成績(過去10年)》
注記: M.デムーロ騎手、C.ルメール騎手は、通年免許取得前は「外国人騎手」、通年免許取得後は「栗東」として集計
過去10年の出走馬は、美浦所属の関東馬が延べ77頭、栗東所属の関西馬が延べ71頭と同じくらいの数ではあるが、勝率、連対率、3着内率ともに関西馬が上回っています。しかし、騎手の所属別成績では、栗東所属の騎手の優勝がありません。ちなみに、栗東所属の騎手が最後に優勝したのは、1997年(河内洋騎手、メジロブライト)となっています。
【データ②】
■単勝オッズ別の成績もチェック!!
《単勝オッズ別成績(過去10年)》
過去10年の優勝馬10頭のうち8頭は、単勝オッズが15倍未満でした。中でも、「3.0~3.9倍」の馬が3着内率100%という点に注目できます。しかし、「2.9倍以下」の支持を集めた馬が3着内率40.0%といまひとつの成績になっています。
【データ③】
■馬番別成績に特徴が!!
《馬番別成績(過去10年)》
コーナー8回、3600mという長距離戦ではあるが、馬番別の成績には特徴があります。過去10年の優勝馬10頭中9頭は「9番より内」、2着馬10頭中9頭は「7番より外」、そして3着馬10頭中8頭は「8番より内」となっています。フォーメーションを組む際に、この分布を参考にしてみる手はありですね。
【データ④】
■前走のレース別成績もチェック!!
《前走のレース別成績(過去10年)》
《前走がアルゼンチン共和国杯だった馬の、アルゼンチン共和国杯での単勝人気別成績(過去10年)》
過去10年の出走馬の成績を前走のレース別に分類してみると、前走がGⅠだった馬で2着以内に入ったのは、「菊花賞」から臨んだ2頭だけでした。ちなみに、その2頭はいずれも菊花賞で2着に入っていました。また、「アルゼンチン共和国杯」から臨んだ馬が、延べ58頭と最も多いが、その「アルゼンチン共和国杯」組を対象に、同レースでの単勝人気別にステイヤーズSでの成績を調べると、「10番人気以下」だった馬がステイヤーズSで上位に入ったケースも少なくないですが、好走率が高いのは「9番人気以内」だった馬となっています。
【データ⑤】
■2走前までの成績にも要注目!!
《2走前までに京都競馬場の重賞で10着以内、もしくは前走で京都競馬場の条件クラスのレースを勝利していたステイヤーズS連対馬一覧(過去10年)》
過去10年のステイヤーズSでは、「2走前までに京都競馬場の重賞で10着以内、もしくは前走で京都競馬場の条件クラスのレースを勝利していた」という馬が2010年を除き連対しています。昨年は該当馬のワンツーとなっており、今年もこれに該当する馬が出走してきたら、チェックしておくことをおすすめ。
それでは、上記を踏まえて予想といきましょう!!
予想
◎:アルバート
〇:シルクドリーマー
▲:グランアルマダ
△:ブレストウィック
☆:フェイムゲーム
注:シホウ
この6頭で3連単BOX勝負! ※データ元:JRA