2017年12月25日【有馬記念G1】のデータ分析・予想です!
中山競馬場 2500m(芝)定量 3歳以上オープン
有馬記念の歴代優勝馬を振り返ると、日本競馬史に残る数々の名馬に出合うことができる。また、その名馬の数だけ名勝負が繰り広げられてきた。約2分30秒のドラマに、多くのホースマンが一年の想いを込める。その年の競馬を締めくくるこのドリームレースに、どんな傾向があるのか? 過去10年の結果から、好走馬に迫るヒントを探していこう。
【データ①】
■直近のGⅡで好走していた馬が優勢!!
《直近のGⅡでの着順別成績(過去10年)》
過去10年の出走馬について、直近で出走していたGⅡでの着順に着目すると、連対馬20頭中18頭が直近のGⅡで3着以内に入っていた。「1着」「2着」「3着」組はそれぞれ25%を超える3着内率をマークして、好走率でも上位を占めている。一年の競馬を締めくくる大一番でもあり、直近のGⅡで上位を争っていた実績が欲しいところだろう。
【データ②】
■2走前の単勝人気をチェック!!
《2走前の単勝人気別成績(過去10年)》
過去10年の出走馬について、2走前の単勝人気別に成績をまとめると、2走前が国内のレースだった馬で優勝しているのはそのレースで「1番人気」か「2番人気」だった馬に限られている。3着内率でも「1番人気」組と「2番人気」組は30%を超える数値を記録している。2走前の単勝人気をチェックしてみるのも面白いだろう。
【データ③】
■近走で3着以内に入ったレースでの位置取りに注目!!
《過去3走のうち直近で3着以内に入っていたレースでの4コーナーの位置別成績(過去10年)》
過去10年の出走馬について、過去3走のうち直近で3着以内に入っていたレースでの4コーナーの位置別に成績を調べると、連対馬20頭全てが過去3走以内に3着以内に入った実績を有していたうえ、そのうち13頭は4コーナーでの位置取りが5番手以内だった。該当レースがJRAのレースだった馬に限れば、好走率でも「1~5番手」組が最も高くなっている。近走で3着以内に入っていた際の4コーナーでの位置取りにも注目してみたい。
【データ④】
■直近の芝2400m以上の重賞での単勝人気をチェック!!
《過去4走のうち直近の芝2400m以上の重賞での単勝人気別成績(過去10年)》
過去10年の出走馬について、過去4走のうち直近の芝2400m以上の重賞での単勝人気別に成績をまとめると、勝率・連対率で「1番人気」と「5番人気」、3着内率ではその2組に「2番人気」を加えた3組が、他の組を大きく上回る高い数値を叩き出している。直近の芝2400m以上の重賞で、「5番人気以内」に支持されていた馬は、今年もノーマークにはできないだろう。
【データ⑤】
■中山コースでの実績に目を光らせろ!!
《優勝馬が直近で出走していた中山競馬場のレースでの着順(過去10年)》
※注記: 2011年は東日本大震災の影響で3月下旬以降変則的な開催日程となったため除く
過去10年のうち、東日本大震災の影響で変則開催となった2011年を除く9回の優勝馬について、直近で出走していた中山競馬場のレースでの着順を調べると、当レースが中山競馬場初出走だった2014年のジェンティルドンナを除く8頭は、直近で出走した中山競馬場のレースで3着以内に入っていた。中山コースでの実績には、目を光らせておいた方がよさそうだ。
それでは、上記を踏まえて予想といきましょう!!
予想
◎:スワーヴリチャード
〇:レインボーライン
▲:キタサンブラック
△:シュヴァルグラン
☆:ミッキークイーン
注:ルージュバック
今年最後はこの6頭で3連単BOX勝負! ※データ元:JRA